› しろぽんin犬猫「空の会」 › 2010年04月06日

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Posted by みやchan運営事務局 at

2010年04月06日

「空」くん




一匹の子猫がいました。







「ブルー」の瞳にシャムネコの血が混ざった子猫でした。


普段は通らない道を愛犬と散歩していました。


車の下で泣いているこの子を


ほおってはおけなかった。


愛犬を自宅へ戻して


この子をあの手、この手で捕まえた。


病院にいくと「疥癬」ですね。と言われ


治療をした。


それ以外は元気だった。


仕事に行ってる間この子に大変な事が起こっていた。



帰ってくるとこの子は怪我をしていた。


私はあわてて病院まで行った。


「元気そうだし大丈夫」と言われた。


次の日の朝、子のこの「姿」は消えていた。


家の中を家族みんなで探した。


でも、見つからない。




焦りが大きな不安になった。




冷蔵庫の後ろに目をやると・・・。


この子は干からびたようにうつぶせになっていた。



信じられない・・・。昨日とはまるで別の猫・・・。



病院が開くまでの時間が耐えられなかった。




「2時間おき」の点滴を3回ほど受け次第に回復へ向っていると





信じていた・・・。



仕事を休み看病した・・・。


でもこの子は夜中一瞬私が眠ったすきに・・・。



息絶えてしまった。




「起きて」「どうして?」



夜中だと言うのに泣き叫ぶ私に・・・。



彼はこういった・・・・。




「そんな風になるから、もう拾ったりするな」



と言った・・・。




「もう、拾ったりしない。これから、絶対に」


私は叫んだ。



朝になった。



火葬場でお別れをした。


涙がまだ、止まらなかった。


「私が拾わなかったら、まだ生きていたのかも・・・」



自分を責めた。




「新しい飼い主に名前を」と思っていたから




「名前」もつけてない・・・・。



上を向くと・・・・・。




どうしようもなく澄み切った「青空」がまぶしかった。



「空」君という名前の猫は心の中に住むようになった。




「空」を見上げたらまた、あなたに逢える・・・・。から。



今でも・・・覚えてるよ。



あなたにはじめてあった日。



あなたのぬくもり。



あなたの鳴き声。


あなたが息絶え日。



「空」君・・・。



「もう、拾ったりしない」と叫んだ日から何年たったんだろう



あれからいろんな「犬」と「猫」が




やってきたよ・・・・・。



みんな幸せに暮らしているよ・・・。


今日、やっと書けたよ・・・・。

やっぱり苦しいよ。


あなたの事・・・・・。




今も愛しているよ・・・。


思い出すと涙が出るよ・・・・。


ごめんね・・・。あれから・・・・・。


いろんな事があったよ・・・。





笑ったり、泣いたり、怒ったり。



「空の会」はあなたの名前からもらったよ。



あなたは私の中で生きている。



ずっと・・・・。




ずっと・・・・・。





一緒にいるよ。


苦しい時、悲しい時、


「空」を見上げるんだよ。


笑う日もね。


いつでも、あなたに逢えるように・・・。





あなたに、逢えて良かった。






  


Posted by 石ぽん at 22:44