› しろぽんin犬猫「空の会」 › 2008年12月16日

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Posted by みやchan運営事務局 at

2008年12月16日

しろぽん  5話

しろぽんが子猫を助けようとしている。

子猫は、私を見るとおびえて逃げます。



(大きくなった しろぽんの娘。)




そのたびにしろぽんは、迎えに行き私は、当時小学生の娘を起こし、(ゴメンね。)

次は、捕まえると決めました。

しろぽんは、また子猫を連れてきました。

私は、右手につかみ、左手にしろぽんを抱き上げ、

娘に玄関のドアを開けて貰いました。

ドアを閉めると、子猫は、激しく暴れて手から血が

出てきました。





パニック状態の子猫は、朝まで、鳴きながら、冷蔵庫のあいだの隙間から出てきません。

朝が来て、私が近づくと、威嚇します。

そっとご飯を置きました。

しばらくすると、しろぽんの傍に。

しろぽんは、優しくなめています。

そして子猫は、しろぽんから離れようとしません。

推定2ヶ月くらいでしょうか・・・。

まだまだ、母親が恋しいころです。

しろぽんは男の子。

おっぱいは出ません。

子猫は、しろぽんのおなかをすい続けました。

しろぽんは、嫌がりもせづに、ずっと子猫におなかを吸わせました。


しろぽん・・・。


あの日のあなたは・・・。点滴を打ちに行き体調が悪かった。

TVでは連日、母親が、娘を川に投げ、死亡するという悲惨なニュースが流れていました。

自分の子供さえ・・・。殺めてしまう時代に。

自分の命さえ、危ない時に・・・。

あの日、しろぽんが何故見知らぬ子猫を救おうとしたのか・・・。

「あなたなら、任せられる。あなたなら、救える。」


「あなたなら・・・・。出来るから。」


救って・・・「命」を・・・・。


それから、私の喜び、苦しみ、哀しみ・・・・。


「命」について少しづつ書いていこうと思います。





きょう、「命」に出逢いました。5匹の捨てられた子犬です。


仔犬というよりは・・・・。

まだまだミルクのいる1ヶ月にもならないような子犬が・・・。

ある場所の溝に捨てられていました。

2匹と、3匹手分けして、きょうから我家に。

娘が手伝ってくれるので、助かります。

この寒空に・・・。



捨てていく人間に私は、言いたい。

あなたが捨てたのは、あなたと同じ


あなたの家族や、愛する人と


同じ命なんです。


あなたが捨てたのは・・・・。「命」  なんです・・・。
  


Posted by 石ぽん at 23:03コメント(3)我が家の犬猫

2008年12月16日

しろぽん  4話

しろぽんは、少しずつ、回復に向かいました。

ほんとに、少しずつ・・・。そして、毎日大きな声で鳴いていました。



(下向きも可愛いしろぽん。)ハート



近所の方に「どうしたの?」と聞かれるほどに。

季節は、梅雨に入リ、蒸し暑い夜の事でした。

夜の8時ごろでした。隣のお家で、猫の鳴き声がしました。

もしかしたら・・・。子猫かな?

外に出て見ると鳴き声はやみました。



お家に帰ったのかな?家に入ると、また鳴き声が響きます。

外に行くと聞こえなくなります。

きょうも点滴を打ちに行ったしろぽんと眠りにつきました。



夜中になって、しろぽんは急に激しく鳴き出しました。

「外に出して」玄関をガリガリと引っかいて、大きな声で鳴きました。

ご近所を起こしてしまうような声で。

仕方なく、玄関を開けて「戻ってきてね。」と言いました。

野良だから、家の中は息が詰まるのかも。

体調が、良くなったら、手術をして、お外で自由にさせたほうがいいのかも。

また、眠りにつこうとすると、しろぽんが鳴いています。

戻ってきたのです。時計を見ると2時でした。

玄関を開けると、真っ暗闇の中、しろぽんは、「何か」を口にくわえて

その何かは、私を見て逃げ出しました。暗くて見えません。



しろぽんは、その「何か」を追いかけていきました。

ね、ねずみ?小さな声で「変なもの持ってこないでよ。」

もう一度しろぽんは、口に「何か」をくわえています。

そして「何か」は、また逃げ出しました。

かすかに、見えました。   それは、小さな「猫」だったのです。


  


Posted by 石ぽん at 00:06コメント(0)我が家の犬猫